期待を超える10% 株式会社東美 長妻民康(たみやす)さん

こんちは!タカハシです。


今回のコラムはお友達紹介。ご紹介するのは代田ファクトリ―のクライアントさんの、製版会社でありさらに様々な業務をおこなっている・株式会社東美(以下・東美)さん。お話を聞かせていただいたのは、専務取締役である、長妻民康(たみやす)さんです。

さらに今回取材させていただいた場所は、株式会社東美さんの事務所! ということで、めったに目にできない製版専用の機械や様々な種類の印刷機などを見学してきました!!


https://www.toubi.co.jp/ 株式会社東美HP)


また以前のコラムで疑問が残っていた『dpi』についてのお話もお聞きできましたので、まずはそちらからご紹介していきます。



シチュエーションから逆算する 必要画素数の判断とは?


まずお聞きしたのは印刷可能サイズについて。以前のコラムの内容をご説明したうえで、dpiと距離について質問すると、


「印刷する際に必要な画素数は『350dpi』が基本なんです。ただA1サイズくらいになると250dpiで行う作業も、ちらほらと出てくる印象ですね。」と長妻さん。


※今回のお話に伴い、「あなたのカメラは解像度は? 画素でわかる印刷可能サイズをご紹介!!」の記事内画像、アイキャッチ、および一部の内容を訂正いたしました。訂正画像は以下のもの

そのうえで長妻さんは、「必要画素数は想定される用途によって変わってくるんです。」と話します。


例えば、芸能人の等身大パネルを製作する場合。等身大パネルでは『芸能人』という情報、つまり『見た目』が主役となるため、パネルを目にした人たちはしっかりと芸能人を見る、と想定されます。この想定では、近距離でしっかりと見ても実物と変わらない、きめ細やかなプリントが必要不可欠。必然的に求められる印刷線数・dpiも上昇し、200線・400dpiというデータなってくる場合もある、といいます。


一方、イベントの開催日などを告知するポスターの場合。こちらは『開催日』という、『いつ、どこで、何があるのか』の情報が主役。人々は、歩きながら広告を見て興味があればイベントの内容を把握する、といった行動が考えられます。このようなケースでは、多くが175線・350dpi以内に収まるそう。


もし『A1サイズ・400dpi』など、膨大な画素が必要となってしまったとき。活躍するのは最先端のデジタルカメラではなく、なんとフィルムカメラなのだといいます。

『ポジ起こし』と呼ばれる手法で、画質に影響を出さずにフィルムに記録された画像を拡大し、スキャン。デジタルデータに変換することで膨大な画素もカバーできる、というわけです。しかし近年、その手法を用いる業者・希望するクライアントさんは減少傾向に。それだけでなく、通常の業務でも印刷に対する細かい注文もあまり効かなくなったのだとか。「印刷に対する知識が薄れてきているのではないか?」と長妻さんは疑問を口にしていました。


印刷サイズについてまとめると、記録サイズと同じように、印刷して飾ったり広告を打ち出したりする場合も、用途やシチュエーションから逆算することが大事な様子。そのうえで求められる画素を把握し、必要であればフィルムカメラでの撮影も視野に入れておいた方がいいようです。


情』に『熱く』応えていく 株式会社東美

「もともとは製版会社だった」という東美。製版とは、大規模印刷の際に必要な版、いわば印刷の原本を製作する作業を指します。時が経つにつれ現在では、制作・デザイン・印刷・記事ライティング・空間デザイン、またシンガポールに支社がある、など業務の幅はとどまるところを知りません。この背景について、長妻さんは「お客さんからもらった恩を返していった結果なんですよね。」と話します。


長妻さんのお話によると、発足当社、取引をしていた企業は、ほとんどが印刷屋さんだったとのこと。活動していくうちに、お世話になっている印刷屋さんの多くから、「デザインもやってくれないか?」 と頼まれるようになり、デザイン業務を行うようになったそう。

長い時間のなかで、同じように関係するクライアントさんの声に応え続けていった結果、現在のような幅広い分野の業務が増えていったのです。


東美のHPでは、業務分野それぞれの紹介がされている

「クライアントさんは多くいらっしゃるので、どの企業さんに恩や良い影響を返せるかはわからないんですけどね。」と、誇らしそうな笑顔で説明してくれました。


長妻さんと東美の出会いは、長妻さんが19歳のときに遡ります。社長さんの弟さんが長妻さんの幼馴染だったことから、長妻さんは社長さんの弟さんについていき、東美へ遊びに行ったそう。着の身着のままの見学で、社長さんや奥さんと会話。「うちで働かないか?」と誘われ、印刷の知識もないままに就職を決めました。以来、営業一本で靴底をすり減らし、今では専務取締役として活躍を続けています。


四半世紀以上、営業を行い続けてきた長妻さんは、営業活動においてあるテーマを掲げていました。

「『+1』という考え方を大事にしているんです」長妻さんは『+1』について、「お客さんの期待値を10%超えた活動する」ということだと説明します。

お客さんが必要としていそうな知識を事前に予測して勉強し提案してみたり、お客さんがイベントをする際には現場へ遊びに行ったり。「お客さんの予想を超えた行動をして、お客さんが喜んでくれたとき、仕事のやりがいを感じるんです」

東美のトイレには熱い想いがこもった シールが貼られていた

人に接する仕事で磨きぬかれ辿り着いた、営業という仕事のポリシー。取引を超えた熱い情が伝わったとき、仕事以上の深く強固な信頼が生まれるのかもしれません。

「2年前に言語化し、今では営業部全体のポリシーとしてやり続けてるんです」と長妻さん。より一層、ポリシーに沿った行動ができるように毎月、共有も行っているそうです。


多岐にわたる業務の中心 株式会社東美のオフィスを見学!!

お話を聞かせていただいた後は、オフィスを見学。まずは、ずらりとパソコン並んでいる事務などを社員さんたちのゾーンと、デザインを製作する社員さんたちのゾーン。対応するクライアントさんごとに、使用しているPC・OSが違うため、かなり古いOSも保存し、対応できるようにしているとのこと。

少し進むと見えてきたのは、プロッター出力機も可能と呼ばれる印刷の機械とさまざまな種類の印刷用紙。印刷物は紙に刷った際の色が成果物となるため、イメージ通りの色合いを表現するため豊富な用紙をそろえているのです。また出来上がりイメージや使う紙にあわせて、記録方法やプロファイルなどをクライアントさんをすり合わせていくのだそう。

さらに奥にはオンデマンド印刷用の印刷機や、製本機が設置されていました。長妻さんによると、最近では同人誌などの印刷・製本も請け負うっているとのことです。


さて、最後に案内された場所にあったのは、成人3人分はあろうかというほど巨大な機械。CTP出力機といって製版するための機械。薄いアルミ板を内部で加工し、印刷用のアルミ板、印刷の原本が出来上がるわけです。


大きすぎて写真に収めるのもギリギリです。

超高性能なCTP出力機。しかし欠点もあり、定期的に稼働させないと内部で液体が固まり故障してしまうのです。その期間、なんと数日!!

これを防ぐため、長妻さんはお正月に来て、まず何よりも最初にCTP出力機のスイッチをつけるのだとか。尖った分野を持つ機械は運用法も尖っているのだなぁ……としみじみ感じました。

業務の拡大から、営業のポリシー、長妻さんのお話と東美の出会いまで。人情味にあふれたエピソードからは、株式会社東美の芯を垣間見た気がしました。

ここでご紹介できた以外にも、カタログ製作の企画提案や企業ロゴの製作などの業務の東美では取り扱っているとのことでした。もし印刷・広報などで困っている方がいらっしゃいましたら、信頼と人情味のある心強い会社・株式会社東にお問い合わせしてみてはいかがでしょか?



それでは、また!



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